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資格は人生のパスポート
高度な資格取得だけが賢い選択ではありません。隣接の資格を取得して、仕事に広がりと厚みを持たせるという方法も考えるべきでしょう。
例えば、不動産のセールスマンが、宅建だけでなく、ファイナンシャル・プランナーの資格を取ることなども会社からの評価を高めます。お客さんに資金的な面からも、上手な家の買い方をアドバイスできるからです。旅行会社の社員が、語学関係の資格を取ることも同様です。
結局サラリーマンは業務を遂行していくうえで持っていて当然の資格にプラスして、自己の存在を組織の中で強くアピールできる、上位か、あるいは隣接の資格を取っておくべきということになります。
実力主義の時代というのは、別の言葉で言えば競争の時代ということです。そのためには資格取得においても、できるだけ競争上有利な資格を取り、それだけでなく修得した資格を業務にうまく利用し、実績をあげることが大事だといえます。
大切なのは、資格取得ではなくそれを活かすことです。資格を取ると、報奨金が出たり、資格手当がついたりすることはありますが、仕事上のランクアップは資格を取ったからでなく、仕事の充実度や業績の向上など部下や上司の信頼によってもたらされたもの以外の何物でもありません。
資格は企業内で身を守るための保険的な働きや自己の存在をアピールする手段にはなりそえても、そのことだけで昇進・昇給が可能になるなどと安易に考えないほうが賢明でしょう。企業はそれほど甘いものではないのです。